リーンシックスシグマ
ブラックベルトコース
(Up-Grade)コースコード:LSB
10日間、貴社会場またはオンラインにて開催
受講料:企業内セミナーにつき、お問合せください。
リーンシックスシグマに関する社内の専門技術者「ブラックベルト」を養成します。
本コースについて
- 本コースは、リーンシックスシグマ・グリーンベルトコースを修了した方を受講対象とするUp-Grade型のブラックベルトコースです。
- リーンシックスシグマとは、シックスシグマ、リーン、TOC(制約理論)の3手法を融合し、組織活動の有効性と効率性を最大化しようとする定量的なアプローチです。
- リーンとTOCの融合は、シックスシグマによる極端なバラツキ最小化だけでなく、Quick Winと全体最適を狙えるメリットをもたらします。これにより大規模な改善だけでなく、サービスや管理部門の業務効率化を含めた幅広いプロセス改善にも活用しやすくなりました。例えば米国では、国防省(軍)や州政府などの公共機関や世界中の調達先にまで広く採用されています。リーンシックスシグマは世界標準といえるプロセス改善手法です。
- ブラックベルトは、社内の技術専門家として複数のグリーンベルト改善チームの支援・指導を行うほか、社内講師も担当します。本コースでは、グリーンベルトの支援・指導に必要となる統計分析技術(ハードスキル)に加え、社内講師になる準備のためにティーチバック・セッションを行い、伝える技術向上と社内教材の作成準備を支援します。
- 本コースでは、世界の多くで活用されている統計解析ソフトウェアMinitabを使用します。Minitabは受講者にて準備いただきます(30日間無料試用版でもOKです)。
- 研修受講を完了され、理解度確認テストに合格された方には、コース修了証を発行します。
対象
受講対象者
- グリーンベルトコースを修了し、より高度な専門技術職を目指す方
- プロセス改善における世界の共通言語であるリーンシックスシグマを導入するミッションをお持ちの方
カリキュラム
スケジュール
- 110:リーンシックスシグマの歴史
- 120:リーンシックスシグマの概要(リーン、シックスシグマ、TOC、DMAIC)
- 130:リーンシックスシグマの三原則
- 140:プロジェクトの管理(組織展開の準備、役割と責任、トールゲート)
- 150:コミュニケーション計画
- 160:ティーチバック(Teach-back)
- 210:全体最適と部分最適
- 220:Value Stream Analysis(バリューストリーム分析)
- 230:課題対象箇所の特定
- 240:企業戦略とのリンク
- 300:Defineフェーズで行うこと
- 310:プロジェクト・チャーターの作成
- 311:プロジェクト・チャーターの役割
- 312:メトリクスとCOPQ(Cost of Poor Quality)
- 320:プロセス概要の把握(SIPOC)
- 330:顧客要求の把握
- 340:ステークホルダー分析
- 350:チームマネジメント
- 360:Defineフェーズのまとめ
- 370:ティーチバック(Teach-back)
- 400:Measureフェーズで行うこと
- 410:プロセスの現状把握(Value Stream Map)
- 420:データ収集計画(Data Collection Plan)
- 430:測定システム解析(MSA)
- 440:プロセスデータの現状把握(工程能力)
- 441:工程能力(連続データ)
- 442:工程能力(離散データ)
- 450:収集したデータの可視化
- 460:Measureフェーズのまとめ
- 470:ティーチバック(Teach-back)
- 500:Analyzeフェーズで行うこと
- 510:作業分析
- 520:考えられる要因(X)の抽出
- 530:要因の絞り込み(仮説の設定:VA/NVA分析)
- 540:真因分析(仮説の検証:時間分析ツール)
- 550:データ分析
- 560:考えられる要因(X)の抽出
- 570:要因の絞り込み(仮説の設定:特性要因図、なぜなぜ分析)
- 580:真因分析(仮説の検証:統計分析)
- 581:統計学の基礎知識
- 582:正規分布の基礎知識
- 583:統計的仮説検定
- 584:サンプルサイズ
- 585:平均値の検定(t検定)
- 586:分散分析(ANOVA)
- 587:相関・回帰分析
- 588:離散データの検定(カイ2乗検定)
- 589:実験計画の概要
- 590:真因の特定(真因展開マップ)
- 591:Analyzeフェーズのまとめ
- 592:ティーチバック(Teach-back)
- 600:Improveフェーズで行うこと
- 610:改善案の発想
- 611:ブレーンストーミング
- 612:オズボーンのチェックリスト
- 613:ECRS
- 614:ロジックツリー
- 615:Pughマトリックス
- 620:Leanツール(ジャストインタイムの実現)
- 621:プルシステム(後工程の引取り)
- 622:一個流し
- 623:平準化
- 624:シングル段取り(SMED)
- 630:改善策の特定(優先順位)
- 640:リスク評価(副作用:FMEA)
- 650:パイロット活動(試行)
- 660:改善策の本格導入
- 670:Improveフェーズのまとめ
- 680:ティーチバック(Teach-back)
- 700:Controlフェーズで行うこと
- 710:文書化と教育訓練
- 720:コントロールプラン
- 730:統計的プロセス管理(管理図)
- 731:管理図の概要
- 732:管理図(連続データ)
- 733:管理図(離散データ)
- 740:目で見る管理(自働化)
- 741:可視化管理
- 742:ポカヨケ
- 750:最終報告
- 751:サマリー&ストーリーボード
- 752:A3レポート
- 760:プレゼンテーションスキル(全フェーズ共通)
- 761:スライド作成のポイント
- 762:図示化技術
- 763:パブリック・スピーキング
- 770:Controlフェーズのまとめ
- 780:ティーチバック(Teach-back)
第1章:Introduction
第2章:改善テーマの選定
第3章:Defineフェーズ
第4章:Measureフェーズ
第5章:Analyzeフェーズ
第6章:Improveフェーズ
第7章:Controlフェーズ
第8章:Design for Six Sigmaの概要
第9章:コース・レビュー
第10章:理解度確認(eラーニング受験)
備考:上記掲載の内容は、予告なく変更することがございます。
講師
グローバルテクノ LSS&QC技術委員会のメンバー講師
LSS&QC技術委員会のメンバー講師は、シックスシグマ・ブラックベルト保有者であり、組織内でのリーンシックスシグマ推進及び講師経験が豊富なメンバーで構成されています。 グローバルテクノのシックスシグマやQC検定の研修カリキュラムや教材の開発を担当するメンバーの合議体です。
備考
- リーンシックスシグマの特色は、役割/技能を明確にした「ベルト制度」です。「ベルト」は、公的な資格ではありません。 リーンシックスシグマは、組織のプロセス(業務)改革が目的ですから、自組織の人材育成目的に応じた基準により認定を行うのが通例です。 他方、組織内の資格認定ではなくて、「やっぱり外部から、客観的な基準で認定してほしい!」というお声もあります。そこで、弊社基準により「ベルト認定」を行っています。
- 弊社基準の詳細は、お問い合わせをお願いします。概括的には、(1)研修コース(座学)を修了された方には、「コース修了証」を発行し、 (2)コース修了者が、プロジェクトを適切に完了された場合には「ベルト認定証」を授与しています。プロジェクトの完了は、LSS&QC技術委員会が評価します。
ベルトの認定
MINITABソフトウェア
世界の多くで活用されている統計解析ソフトウェアMinitabの概要、購入、無料試用版のダウンロードは、構造計画研究所のWEBサイトをご参照ください。 https://www.minitab-kke.com/
お問合せ先
株式会社グローバルテクノ 研修事業部(企業内セミナー担当)
E-mail:eigyo@gtc.co.jp TEL:03-3360-9005