新年のご挨拶(2018年)
2018年講師研修会より
今年は、日本元号で平成30年、西暦では2018年の節目の年を迎えることになりました。
少しばかり脱線しまして、当時の様子を振り返りたいと思います。30年前の当時、私の個人会社であったグローバルテクニカルサービス株式会社を活用して、米国のSTAT-MATRIX社のRobert Marash、Len Caplan先生をお呼びして、審査員研修コースを開催したのが1992年8月でした。この時期は、同時並行でSTAT-MATRIX社ライセンス契約を結び、中島先生を中心に教材の翻訳にも取り組み、体制を整えた時期でもあります。私たちは、通訳兼ファシリテーターとして米国人講師を補佐しながらコースを開催し始めました。又この頃は、ロイド、SGS、ビューローベリタス、デットノルスケベリタスなどの外資系検査会社やJQA、JSA、JUSE、JCAIなどの日本の検査・研修会社が英国IQA登録の研修機関から技術導入して、通訳付で審査員研修コースを開始し始めた時期でもあります。
私たちは、1992年には、IQA(現在のIRCA)の主任審査員になっていましたので、STAT-MATRIX社の日本人講師として承認されました。翌年1993年は、法人名称を株式会社グローバルテクノに改名し、STAT-A―MATRIX社の代理店の位置づけで年間スケジュールを立てて、初年度から、「日本人講師による日本語教材による日本人のための審査員コース」をキャッチフレーズにして大いに羽ばたいた年でもあります。 日本で最初の日本語教材、日本人講師によるによるISO 9001主任審査員研修コースは、先駆者のライバル社のコースを凌駕するようになりました。 因みに、当時の記録をたどりますと1993年の日本のISO 9001主任審査員コース修了生は、832人で、グローバルテクノ/STAT‐A‐MATRIX連合の修了生が280人で全体の1/3を占めています。
参考までに、2位がJQA/BSI連合の160人、3位がJCIA(日本科学協会)/英国Bywater連合の120人、4位がJSA(日本規格協会)/BSI連合の60人、5位が(JUSE)日本科学技術連盟/英国Sの40人、6位が、産能大学/IQCの40人、テクノファ/英国シェフィールド大学の連合の32人、その他もろもろの研修会社が続きます。その年の11月1日に日本で認定機関JABが発足しております。というようなわけで、我が社も、株式会社グローバルテクノの前身の法人設立から数えると、今年の9月25日で30周年目にはいります。今年から来年は、30周年記念のイベントの一つとして講演会/祝賀会並びに記念事業などを考えていますので、具体的な計画が固まり次第、皆様のご協力をお願いしたくよろしくお願い申し上げます。
私達会社の目的は、経営理念に示されているように関連する皆様方一人一人が成長発展し社会に貢献していくことです。講師・コンサルタントはじめとして密接な利害関係者が安心して仕事ができるような会社であれば、誇りを持って貢献できるはずです。自分の関係している会社が利益をあげ、立派な経営を行えば、会社に信頼を寄せ、さらに自分の力でこの会社をもっと良くしたいという思いを持つことで善循環します。法人税、所得税を支払い国や社会に貢献している会社、そういう会社に関係している自分自信を誇りに思うし、心から喜びを感じるようになることが、幸福そのものあるいは幸福への掛け橋ではないでしょうか。
安心して生きていくためには、個人や家庭でも心身とも健康体で、経済的にもある程度のゆとりが必要です。会社経営・組織でも利益剰余金を内部留保し体力をつけなければ安心して経営ができません。会社経営・体力が不安定であれば皆様方は不安な毎日を過ごす事になります。目標を持ちつづけ、最終目標が高いほど、達成するためのプロセスを楽しむことができるはずです。昨年は、規格改正の影響もあり好調でグローバルテクノグループ(GTC及びISA)とし、年商10億強の売上げを記録しましたが、年商10億円の売上げは、ほんの一過程であり、皆で頑張れば達成できるものです。
新年にあたって決意を新たにし、皆様方と共に目標達成のため、活気ある会社にしていく所存であります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。