シックスシグマ用語集
シックスシグマ用語集
3R | Right Project、Right Tools、Right Supportの3要素のこと。改善、改革の為に必要であり、どれか一つでも欠けてはならない。 |
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BPR(Business Process Reengineering) | 業務内容や業務プロセスの流れ、組織構造を分析、最適化する手法のこと。Lean Six SigmaではVSM手法が当コンセプトを吸収している。 |
Charter | プロジェクト計画書のこと。Lean Six Sigmaでは検討する際に、(1)なぜ改善するのか、(2)何を(具体的尺度)、(3)活動範囲は、(4)制約条件は、(5)いつまでに、(6)どうやって、などを設定する必要がある。ブラックベルトはこのチャーターに基づき改善活動を実施することになる。 |
COPQ(Cost of Poor Quality) | 経営品質、業務品質が悪いために発生する余分なコスト(費用)のこと。 |
CTQ(Critical To Quality) | 経営品質、業務品質に決定的、致命的に影響を与える数少ない要因のこと。 |
DOE(Design of Experiments) | 実験計画法(DOE)とは、プロセスや製品、サービス、解決策のパフォーマンスを改善し、最適化したい場合に、どのような実験をするのが最も効果的であるかを計画し、また実験によって得られたデータをどのように解析して結果を予測する手法。 |
ECRS | 次の頭文字を取ったもの。(1)Eliminate(排除)、(2)Combine(統合)、(3)Rearrange(Replace)(順序の変更)、(4)Simplify(単純化)、の順番でプロセス改善の指針として活用する。 |
FPY(直行率)(First Pass Yield) | 個々のプロセスが滞り無く(手戻りが無い)、スムーズに通過する確率のこと。 |
JDI(Just Do It) | 改善をするに当たって単一部門のノウハウで対応可能なもの。従ってクロスファンクション思考は不要となる。Lean Six Sigma(DMAIC)を活用するほど規模が大きいものではなく、DMAICに比べて短期間に検討、実行できる活動のこと。 |
MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive) | 漏れなく、ダブりなくという概念のこと。当コンセプトは、元々は事業戦略検討のコンセプトとして開発された。 |
METRICS(Measure Everything That Results In Customer Satisfaction) | 具体的尺度と基準値がセットになったもの。恣意的要素を含ます、メンバー全員で共有化するために必要となる。 |
N7 | 「新QC7つ道具」のこと。親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、マトリックス・データ解析法、アロー・ダイヤグラム法、PDPC法。 |
PDPC法(Process Decision Program Chart) | ゴールへのプロセスを構築する為のツールのこと。将来に起こる不確定要因に対する対応策を検討することにより「想定範囲内」を大きくする(想定範囲外を小さくする)。事前に検討する。 |
PICK チャート(Possible, Implement, Challenge, Kill) | 問題点を、(1)「改善効果の大きさ」を大きいor小さい、(2)「改善の難易度」を難しいor容易に分けることにより、取り組むべき問題点の優先順位を設定する手法のこと。 |
Q7 | 「QC7つ道具」のこと。チェックシート、ヒストグラム、グラフ、散布図、パレート図、特性要因図、管理図。 |
QCD | Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の頭文字をとったもの。CTQを見つけるためにも使用される。特に製造業で重要となる考え。 |
RFP(Request For Proposal) | 具体的な提案を依頼することにより曖昧さを無くすことを目的として作成される。概要や要件、条件などを記述する。 |
RIE(Rapid Improvement Event) | JDIほど規模が小さくないがDMAICほど大きいものでもない活動のこと。欧米では1週間程度の専任組織を構成し、組織ノウハウを最大活用し改善案を検討する活動している。 |
SIPOC(Supplier, Input, Process, Output, Customer) | LSSのチャーターを検討する際に検討される。SIPOCで明確にすべきポイントは改善対象領域の明確化、改善プロセス検討の前提条件、前提条件とプロセスのアウトプットを明確にすることにある。 |
Statement | 調査、分析を行った際に、個人によって捉え方がバラバラになることを防ぐために、「事実を具体的に共有化」しようとする概念のこと。例えば、ステップごとにデータ、各種分析図法の結果だけを提示するのではなく「要は何なのか」を簡潔に示すことがポイントとなる。 |
SWOT分析 | 強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の頭文字をとったもの。各々を評価することにより戦略計画を設定するツール。基本的には、弱みを最小化し、強みを最大化する |
Toll Gate | DMAICのステップを踏む際に、各フェーズが適切に行われているかチェックするゲート(高速道路の料金所)のこと。各ステップでプロジェクト責任者が実施する。 |
VA/NVA(Value-Added / Non-Value-Added) | 仕事を顧客観点から「価値があるか否か」により、「VA(Value-Added)」と、「NVA(Non-Value-Added)」の2つに分ける手法のこと。NVAは極力排除し、VAはQCDをより効率的、より効果的に達成することが要求される。最近では、あるコンサルティングファームがVAでは無いが、業務上必要な手続きのプロセスを、BV(Business-Value)と定義している。BVを加えることによりNVAが極小化するリスクがある。 |
VOC(Voice of Customer) | 顧客ニーズを潜在的、顕在的の両方を把握すること重要となる。特に潜在的ニーズは顧客の視点で考えなければ理解できない(単に顧客ニーズを拾えば良いという事ではない)。Lean Six Sigma検討の際の原点である。 |
VSM(Value Stream Map) | プロセス(業務)を価値のある流れに再構築することにより、(1)強い組織、(2)効果的な組織、(3)ムダの無い組織、(4)効率的な組織、を作るために検討するツールのこと。Lean Six Sigmaにとって必須なコンセプト、手法である。ポイントとしては、「プロセスを特定」と、「問題点探し」の2点となる。VSMを検討する際には、(1)現状マップ(Current State Map)、(2)理想マップ(Ideal State Map)、(3)目標マップ(Future State Map)の手順で検討していく。 |
Workout | GEが開発した改善手法のひとつ。問題解決に必要となる部門の担当者を集結し、保有するノウハウをベースに問題解決を図る手法である。説明会ではなく検討会であり、「テーマ(課題)の持ち帰り無し。その場で意志決定」のルールがある。 |
Y=F(X) | Yという現象に対して、X1、X2、X3…と複数の仮説をブレインストーミングで検討し、その後データで確認を行い、その仮説が原因であるかを検討する手法のこと。結果に対して、モグラたたき的な改善活動を防止する。 |
アロー・ダイヤグラム法(Arrow Diagram) | 適切な日程計画を行う為のツールのこと。PERT(Program Evaluation and Review Technique)をベースに開発されたスケジューリング手法が起源。プロセスの前後関係を明確にすることができる。 |
三現主義 | 「現場」に行って、「現物」を観て、「現実」的に考える。トヨタの現場現物主義が有名である。「現場現物」で本質を見極め、素早く合意、決断し、全力で実行する。SEJ、クボタなどは自社用にカスタマイズしている。 |
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